e-Matrix - VMwarePlayerとQEMUで作る仮想環境 -
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<VMwarePlayerとQEMUで作る仮想環境>
次にタダで仮想PCを作っちゃう方法です。「仮想PC?」な方は『仮想環境・仮想PCとは?』を先にご覧下さい。 またこの方法はホストOSとしてWindowsXP/2000を想定しています。VMwareのページには明示されてないようですがMe/98系は不可能のようです。 1. WMware Player のインストール まずVMwareのページから"VMware Player"をダウンロードします。 ダウンロードしたファイルをクリックしてインストールをはじめます。 特に問題なくインストールできると思います。 2. Virtual Machineを用意する。 VMware PlayerはVMware製品の他、Virtual PC(Microsoft)やLiveState Recovery(シマンテック)で作られたディスクイメージを読み込む事ができるようです。 これらのディスクイメージを持っている方は読み込ませるだけでOKです。 ところがタイトルは『タダで仮想PCを手に入れろ!』なので、このままでは済むハズもありません。 以下では上記のアプリケーションが無くても作れちゃう方法をお伝えします。 2.1 Virtual Machineを用意する(1) − 配布されているディスクイメージを利用する − VMwareはPlayerと同時にサンプル的なVirtual Machineを配布しています。 またOSによっては既にVMware Player用のディスクイメージを配布しているサイトが存在します。 当該OS固有の問題などについてのコメント・解決法なども得られる可能性があるので、目的のOSのイメージがある場合はこれを利用しない手はないでしょう。 以下にいくつかの配布サイトを紹介します。 ・Browser Appliance Virtual Machine(VMwareの提供するサンプル的なMachine) → http://www.vmware.com/vmtn/vm/browserapp.html ・Virtual Machine Center(VMwareで公開されているその他のVirtual Machine) → http://www.vmware.com/vmtn/vm/ ・Unofficial Ubuntu Japanese VMware Image → http://www.ubuntulinux.jp/download/ ・"KDE 3.5 on SUSE Linux 10" for VMware Player → http://developer.kde.org/~binner/vmware/ 2.2 Virtual Machineを用意する(2) − 自分でVirtual Machineを作る − VMware Playerは仮想PCの設定ファイルとも呼べる"vmxファイル"と、VMware用ディスクイメージ"vmdkファイル"が必要です。 vmxファイルの書き方・サンプルや、vmdkファイルをQEMUを使ってコマンドラインから作る方法などが各サイトで紹介されていますが、 このサイトではこれらを一括しまとめてGUIから行えるフロントエンド「vmx-Maker」をご紹介します。
1. まずはvmx-MakerとQEMUをダウンロードします。 ・vmx-Maker → http://softsupport.seesaa.net/ ・QEMU on Windows → http://www.h7.dion.ne.jp/~qemu-win/index-ja.html 2. vmx-Makerの仮想ディスク入力欄右のシェブロン(>>)からqemu-img.exeのインストールパスを指定して、仮想ディスクを作成します。 3. 各種必要情報を入力して、ファイル生成を押せばvmxファイルが作成されます。 この時インストールCDのisoファイルをドライブに指定すると、VMware Player起動でOSのインストールが始まります。 4.これで仮想PCは動作すると思いますが、VMware ToolsをゲストOS側にインストールする事で更に便利に使う事ができます。 インストールの方法は、ネット上で様々な方法が紹介されていますが、かなり古いVMware Toolsを用いる方法や、 試用版のisoイメージを用いるなど、ライセンス的にややグレー?な方法(※)もあるようなので、 今回は紹介を見合わせる事にします。興味のある方は各自検索等でお探し下さい。 ※ フォーラムにおいて開発サイドと思われる方は"legal"とコメントしている。 qemu-img.exeで作ったハードディスクイメージはVMware4形式なので、これをVMware5形式にします。 vmdkファイルをバイナリエディタで開き、「ddb.virtualHWVersion = "3"」を"4"に変更します。 これに伴い、vmxファイルをテキストエディタで開いて、「virtualHW.version」を"4"に変更します。 情報元:http://nofx2.txt-nifty.com/(2005/12/25, VMware Player for Windows (5)) 注1> vmx-Makerは'05.12現在、ベータリリースです。自己責任でご使用下さい。 注2> 仮想PCも通常同様、物理メモリが不足するとパフォーマンス悪化に直結します。 |
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